浮遊する花粉やカビなど有害物質を集じん
電子機器製品の企画・設計などを展開するフォレストウェル(横浜市)は、自社で開発、製造した空間清浄機「j.air」の設置を観光業界に呼び掛けている。すでに介護施設や一部宿泊施設に導入され、日頃の衛生管理に使用されている。
j.airは、一般の空気清浄機に内蔵されているフィルターとファンを搭載しない代わりに、独自のイオン電極を採用した点が特徴。これにより、大量の高濃度マイナスイオン(1立方センチメートルあたり約1千万個)と低濃度のオゾン(0.03ppm)が発生。「空気中に浮遊する花粉やPM2.5などのアレルギー、エアコンのカビを含む有害物質を集じんする。同時に、においのもとから破壊、分解して空気を清潔にする。空気の汚れを吸い込んで浄化する空気清浄機とは一線を画した」と社長の森井隆平氏。
高さ、幅、奥行きはすべて125ミリメートルと、コンパクト設計を実現。本体には木材をあしらい、独自性を追求した。重さも1300グラムと軽量化。1台で、6畳から25畳の空間に対応する。静音設計で、音が気になる場所でも快適に睡眠できるという。
旅館・ホテルでは、客室のベッドサイドや棚などへの活用が見込め、「高さ1.8から2メートルの場所に置くことでより効果を発揮する」と森井氏。
消費電力は約8ワットで、24時間動かし続けても、月額でおよそ80円程度と経済的。
日々のメンテナンスは簡単。イオン電極で汚れが集まるスリット(切れ込み)部分を取り外して食器のように水洗いするだけ。チタン加工されているため、何度洗っても劣化せずに、繰り返し使える。
j.a i r
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